低身長とは
                        
                            低身長とは、同じ年齢・性別の子どもと比べて、身長がかなり低い場合に考えられる状態です。医学的には、年齢ごとの平均身長よりも「-2SD(標準偏差)」未満、つまり全体の中で下位およそ2.3%に入る身長だと、低身長と診断されることがあります。
                            また、1年間でどのくらい身長が伸びたかを示す「成長率」も重要な指標で、年齢に応じた一定の基準を下回る場合も注意が必要です。
                            下記に年齢ごとの身長の目安を掲載していますので、お子さまの現在の身長と照らし合わせながら、成長の参考にご活用ください。
                        
男の子の目安として
- 7歳(小学校入学)…109.5cm
 - 13歳(中学校入学)…141cm
 - 16歳(高校入学)…158cm
 
                                女の子の目安として
- 7歳(小学校入学)…109cm
 - 13歳(中学校入学)…142.3cm
 - 16歳(高校入学)…147.1cm
 
                                出典:「平成12年乳幼児身体発育調査報告書(厚生労働省)」
こんなお悩みありませんか?

- 成長がゆっくりで、このままで大丈夫か気になる
 - 両親が低身長で、子どもの将来の身長が心配
 - サプリや市販の方法を試したけど効果が感じられない
 - 他院で「治療は必要ない」と言われたけど、本当にそうか不安
 - もっと身長を伸ばしてあげたいけど、誰に相談すればいいかわからない
 - 他院に相談したけど「保険適用外」と言われて諦めた
 - 「体質だから仕方ない」と言われたが、もっとできることがあれば知りたい
 - これからの成長が心配で、早めに対策を知っておきたい
 - 将来の夢やスポーツのために、できる限り背を伸ばしてあげたい
 
低身長の主な原因
低身長にはさまざまな原因があります。主なものは以下の通りです。
体質性低身長
家族の身長が低く、遺伝的に背が低くなりやすいタイプ。
成長ホルモン分泌不全
脳下垂体から分泌される成長ホルモンが不足しているケース。
思春期の遅れ
成長スパートが遅れて始まり、一時的に背が低く見えるケース。
慢性的な病気や栄養不良
腎疾患・心疾患・消化器系の病気、または栄養不足による成長遅延。
原因によっては、放置すると取り戻せない身長差になる場合もあります。
                                        成長に関する異常は、様子見をせずに相談・発見・対応することが重要です。
- 適切な治療や生活改善で、成長の可能性を最大限に引き出せる
 - 将来の身長に対する後悔やコンプレックスを減らせる
 - 原因が病気の場合、早期治療により全身の健康も守れる
 
身長が伸びる3つの要因とは?
低身長にはさまざまな原因があります。主なものは以下の通りです。

- 遺伝:両親の身長・体格など
 - 栄養:特に鉄・亜鉛・ビタミンDなどの成長に必要な栄養素
 - 成長ホルモン:骨を伸ばす指令を出す重要なホルモン
 
これらのバランスが整っていることが、子どもの健やかな成長には欠かせません。
                                            特に「成長ホルモン」は、身長を伸ばす最も中心的な役割を担っています。
成長ホルモンの分泌量には“個人差”がある

生活習慣が整っていても、体質によって成長ホルモンの分泌量が少なく、思うように身長が伸びないお子さまもいます。
                                    実際、成長ホルモンの分泌量には大きな“個人差”があることがわかっています。
                                    こうした場合には、生活改善だけでなく、医師による診断と専門的な治療が必要になることもあります。
                                    当院では、不足している成長ホルモンを注射で補い、骨端線の働きを促進する「成長ホルモン治療」を提供しています。
ホルモンが届く“場所”――「骨端線」の役割

成長ホルモンが作用する“目的地”は、骨の両端にある「骨端線(こったんせん)」と呼ばれる軟骨組織です。
                                    骨端線は、成長ホルモンをはじめ、甲状腺ホルモンや性ホルモンの働きによって活性化され、新しい骨をつくることで身長を伸ばしていきます。
                                    しかし、この骨端線にはタイムリミットがあります。
                                    思春期の終わりが近づくと骨端線は徐々に閉じていきます。
骨端線が一度閉じてしまうと、それ以降の身長の伸びはほとんど見込めなくなります。
                                        そのため、成長ホルモン治療の効果を最大限に引き出すためには、
                                        骨が成熟する前のタイミングでの治療開始が極めて重要です。
                                    
骨端線が閉じる時期
- 男性:およそ 18歳前後まで
 - 女性:およそ 16歳前後まで
 
※骨端線の閉鎖時期には個人差があり、思春期にどれくらい早く、どれくらいの期間身長が伸びるかによって変わります。
その一歩が、お子さまの未来を変える
子どもの身長が伸びる時間には、限りがあります。 骨端線が閉じてしまえば、もう身長を伸ばすことはできません。
                            だからこそ、“あとで”ではなく、“今”の選択が、未来を大きく変えることもあるのです。
                            「きっと大丈夫」「様子を見よう」
                            そう思っているうちに、成長のチャンスは静かに過ぎていきます。
                            未来に「もっと早く知っていれば」と後悔しないために。あのとき動いてよかったと思えるように。
                            まずは、お気軽に当院にご相談ください。
                        






