成長期のお子さまへ
身長がぐんと伸びるタイミングは、一生に数回しかありません。
                        各成長段階での伸び方の特徴と、成長ホルモン治療がもたらす効果を見ていきましょう。
                    



乳児期・乳幼児期(就学前の急成長期)
対象年齢
- 男性:生後0か月〜5歳0か月
 - 女性:生後0か月〜5歳0か月
 
成長の特徴
この時期は、食事から摂る栄養が身長の伸びに大きく関わります。
                                成長ホルモンも体内でしっかり分泌されていますが、まだ思春期のような“急激な成長スパート”ではなく、栄養状態や健康状態が成長の主な要因となります。
チェックポイント
- 栄養バランスの取れた食事を毎日続けられているか
 - 成長曲線で身長が順調に伸びているか
 - 必要に応じて、成長ホルモン治療によるサポートも選択肢に
 

学童期(ゆるやかな成長期)
対象年齢
- 男性:6歳0ヶ月〜12歳0ヶ月
 - 女性:6歳0ヶ月〜10歳0ヶ月
 
成長の特徴
この時期は、成長ホルモンの働きによって身長が順調に伸びる大切な時期です。
                                まだ思春期の急激な成長スパートは始まっていませんが、日々のホルモン分泌や生活習慣が、基礎体力や身長の伸びに大きく関わります。
チェックポイント
- 成長ホルモン治療は、この時期に行うとより効果が出やすいといわれています
 - 食事や睡眠、運動の習慣を大切にすると、健やかな成長につながります
 - 必要に応じて、成長ホルモン治療によるサポートも選択肢に
 

思春期(再び背がぐんと伸びる成長スパート期)
対象年齢
- 男性:13歳0ヶ月〜17歳0ヶ月
 - 女性:11歳0ヶ月〜15歳0ヶ月
 
成長の特徴
この時期は、成長ホルモンと性ホルモンの働きによって、身長が急速に伸びる最後のチャンスです。
                                骨端線(骨の成長部分)が閉じる前に、体は大きな成長スパートを迎えます。
                                ただし、その時期や伸び方には個人差があり、同じ年齢でも身長の伸びや二次性徴の進み方は大きく異なります。
                            
チェックポイント
- 食事や睡眠、運動の習慣を大切にすると、身長の伸びを後押しできます
 - 成長ホルモン治療は、骨端線(骨の成長部分)が閉じる前に始めると、より効果を実感しやすくなります
 - 骨の成長の状況をチェックしながら、成長ホルモン治療で成長を後押しさせることも、選択肢の一つです
 

身長の伸びが止まる”リミット”はいつ?
身長の伸びには限られた期間があります。そのカギとなるのが、骨の両端にある「骨端線(成長線)」です。
                                骨端線の状態を知ることで、身長を伸ばせるチャンスには期限があることがわかります。
骨端線って何?
骨端線は、子どもの骨の両端にある軟らかい部分で、骨を長く伸ばす役割を担っています。
                                        思春期が進むと性ホルモンの影響で徐々に閉じていき、閉じると身長の伸びは止まります。
                                        大人になる頃には骨端線は完全に閉じており、身長はもう伸びません。

成長には期限があります
骨端線が閉じるタイミングには個人差がありますが、多くは思春期の終わりごろです。
                            まだ時間があると思っても、成長のチャンスを逃さないためには、早めの診断が大切です。
早期治療をおすすめします
骨端線が閉じる前に治療を始めることで、身長の伸びをしっかり後押しできる可能性があります。
                            特に成長ホルモン治療は、早く始めるほど効果を実感しやすいといわれています。
                            身長の伸びに不安を感じている方や、将来の身長を少しでも伸ばしたいと考えている方には、早めの相談・診断が安心につながります。
                            まずは気軽にご相談いただき、お子さまの成長をしっかりサポートできる方法として、成長ホルモン治療を一緒に検討していきましょう。





